台北・中正紀念堂のホールでアート鑑賞♪アルフォンス・ミュシャ展覧会
少し前のこと。お天気のよい平日の昼間、台北市の中正紀念堂で開催されている展覧会にひとりで出かけてきました。
外国人が訪れる観光スポットとして有名な中正紀念堂も、平日はあまり人がいなくて静か。
25万平方メートルという広い敷地内には、オペラホールやコンサートホール、公園があります。
写真は自由広場側から撮ったもの。この広場は、週末になると吹奏楽やダンスの練習をする学生さんたち、観光や散策を楽しむ人たちなどで賑わっています。
この日訪れたのは、「永恆慕夏—線條的魔術(ミュシャからマンガへ 線の魔術)」という題名の展覧会。
会場内の撮影はNGだったのですが、その分ゆっくりと作品に向き合うことができました。
アール・ヌーヴォーを代表する芸術家、アルフォンス・ミュシャによるグラフィック作品と、彼に影響を受けた世界中のアーティストの作品を一度に鑑賞できる楽しい企画展でした。
ミュシャのポスターの色づかいがとても好きで、日本にいたときも企画展などに訪れたことがあります。
今回は、ジャポニズムの影響を受けたといわれる彼自身のコレクション(日本の浮世絵や工芸品)、イラストレーター初期の原画なども見ることができてよかった!
そういえばニュースで、ミュシャの代表作をNFTとして販売するセール「Timeless Mucha(時を超えるミュシャ)」が開催されるというのを見ました。
この台北での展覧会でも、会期中の各月はじめにNFTの販売が行われたとともに、最終月にはオークションが行われることになっているのだそう。
私はNFTにはあまり詳しくありませんが…新しいアート取引およびデジタルアートの可能性が広がるのは興味深いことです。
ミュシャの作品は特にデジタルとの相性がよさそうだし、今回とはまた違ったスタイルの作品鑑賞ができる日も近いのではないかしら。
ちなみに館内ではダリ展も同時開催されていて、そちらは夫と一緒に見に行こうかなと思っています。
ミュシャ展、ダリ展、どちらも期間は4月上旬まで。
台湾にお住まいでご興味のある方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
展覧会の帰りに、敷地内の公園をお散歩しました。
公園内は遊歩道にそって散策ができるようになっていて、池や橋などもあり見応え十分。
梅、桜、キンモクセイなど季節の花々が咲く鑑賞スポットでもあります。
外壁にはさまざまな形の格子窓があって、これをチェックするのがひそかな楽しみ。
雨が多いこの時期にしてはめずらしく、気持ちのよい青空!
春らしい日差しと暖かさを肌で感じる、幸せなひとときでした♡