おうちで楽しむ、夫婦ふたりのクリスマスディナーとワイン記録
クリスマスは毎年、曜日に応じて、おうちディナーや外食、お出かけなどのスケジュールを組んでいます。
12月に入ると、おうちのデコレーション(ツリーはなし)をクリスマス仕様にチェンジ。夜ごはんや食後酒タイムにはクリスマス専門チャンネルで音楽を流したり、ディナーやプレゼントについて夫と相談したりしながら、毎日ちょっとずつ気分を盛り上げていくのがいつもの流れです♪
去年のクリスマスはこんな感じでした ↓
今年も夜に外食はせず、イブにさくっとローストチキンを焼いて、当日はのんびりおうちディナーをすることに。
クリスマスまでにNetflixで『ラブ・アクチュアリー』をまた見ようと言っていたのに、あっというまに直前になってしまいました。なので、23日は平日だけれど21時頃から映画鑑賞ナイト♡
ピザをデリバリーして、ビールで乾杯! あとは適当に用意した野菜のおつまみやスープとともに、ワインを飲みつつ映画を楽しんだのでした。
金曜日のクリスマスイブ、おうちディナーは夫の帰宅時間に合わせて21時すぎにスタート。21時は私たち夫婦のなかでは十分早い時間です…!
【メニュー】
ラフランスとパンチェッタ
なすとズッキーニのツナトマト煮
鶏の白子のコンフィ
丸鶏のローストチキン
乾杯ワインは、よく飲んでいるお気に入りのペティヤンで♡
フランスはロワール、Sébastien Brunet のVouvray Petillant Le Naturel です。
ラフランスとパンチェッタ。冷蔵庫にあった食材を組み合わせただけのスピードメニュー。
なすとズッキーニのツナトマト煮。前日になすのツナトマト煮をつくっていて、それに焼いたズッキーニも加えてみました。
鶏の白子のコンフィ。市場で鶏肉を買ったときに偶然見つけて、思わず購入してしまった白子。前日にコンフィにして、この日はさっとフライパンでソテーしました。
白子系はスーパーマーケットではなかなか手に入らない食材のひとつ。新鮮なものは、シンプルに調理するだけでとってもおいしいー!
メインは丸鶏のローストチキン。ストウブの底に野菜をしきつめて、オーブンで1時間くらい焼いてしばらく寝かせました。
バターとオリーブオイル、ガーリックパウダーを表面になじませているので、香ばしく仕上がりました!
お腹いっぱいになるのでスタッフィングはいつも用意しませんが、お腹のなかにはハーブ塩をすり込み、ローズマリーとにんにくを入れて香りをつけています。
夫がナイフでどんどんさばいてくれて、順番にそれぞれの部位を味わいました。鶏肉は柔らかくしっとりしていて、ほんのり塩味がきいていて美味…♡
チキンに合わせた赤ワインは、ボージョレの大好きなモルゴン。Jean-Paul Thévenet のMorgon Vieilles Vignes です。
ブドウ品種はガメイでも、ほどよくタンニンも感じられるし古樹らしい複雑さもあり。根菜との相性も抜群ですな。
ローストチキンはかなり大きなサイズでもちろん食べきれないので、切り分けた残りは冷蔵庫で保存。骨の部分は水を加えて鍋で煮込み、それを煮詰めてスープに。
今年もローストチキンをつくれてうれしい! 仕込みも含めてなかなか達成感があって、よい習慣だなと思っています♪
クリスマス当日、土曜日の昼間は夫とお出かけ。ランチは楽天皇朝(Paradise Dynasty)で軽めに済ませて(過去のお店紹介記事はこちら)、信義区でのショッピングを楽しみました。
ふたりともあんまり欲しいものが思いつかなくて、食材以外は買わずに終わりました…。最後に好きなお酒をそれぞれ買って、とりあえずクリスマスプレゼントということに!(結局、翌日にも買い物に出かけました)
夕方に帰ってきていそいそと準備して、クリスマス当日のおうちディナー開始♡
【メニュー】
2種のプチタルティーヌ(ラフランスのコンポート&ブルーチーズ、パンチェッタ&なすトマト煮)
焼きビーツとターキー、キヌアのサラダ
ほたてのハーブパン粉焼き
なすのヴルーテ トリュフソース添え
豚ほほ肉と根菜のポルト酒煮込み
すべて前日のうちに下準備をしておいたので、混ぜるだけ、あたためるだけ、盛りつけるだけでほぼ完成! とはいえ、セッティングと盛りつけだけでもまあまあ時間がかかります。
夫がアシスタント作業(調味料や調理器具の出し入れ、洗いものなど)を完ぺきにしてくれたおかげで、早めに乾杯できました。
大阪で週末バーを手伝ってもらっていたときもそうなのですが、私の得意・不得意と夫のそれが真逆なのでとっても助かる(し、楽しい♡)のです。
乾杯はおいしいシャンパーニュ、La Closerie Les Beguines Extra Brut。
以前知り合いの方に飲ませていただいてとてもおいしかったので、酒屋さんを紹介してもらって購入した一本です。
2種のプチタルティーヌ。ブルーチーズには、ラフランスのコンポート(角切りのラフランスと砂糖、はちみつ、ワインを煮詰めるだけ)をのせて。
もう一つの方にはバゲット表面にバターをぬり、パンチェッタ、なすトマト煮をのせました。
焼きビーツとターキー、キヌアのサラダ。ビーツはオーブンの高温で1時間くらい焼いたものをカット。あとはオリーブオイルとコンソメで炊いたキヌア、Breezeスーパーで買ったスモークターキーを混ぜて、マスタードやマヨネーズで適当に味つけ。
お皿にベビースピナッチをのせて、サラダを盛りつけたらドライフルーツ、ビーツのベビーリーフ、飾り用のキヌアをトッピングして完成です。
ほたてのハーブパン粉焼き。オリーブオイルで炒めたチコリ(アンディーブ)を器にしいて、ほたてをのせたら塩こしょうをしてムータルド・エピセをぬります。上にハーブ入りパン粉をのせたらオーブンで焼き目がつくまで熱してできあがり。
あればフレッシュなイタリアンパセリをふりかけると、彩りよく香り豊かな一皿に。
ほたてには、ブルゴーニュの白を。Lou Dumont のCotes de Nuits Villages。定番だけれどやっぱりおいしい!
なすのヴルーテ トリュフソース添え。なすとお米少々を水で煮て、ミキサーで攪拌したら塩こしょう、クミンパウダーで味つけ。最後にトリュフソースと上質なオリーブオイルをひとたらしして、スペシャル感をプラス♡
最後は豚ほほ肉と根菜のポルト酒煮込み。煮込み料理は、つくり置きができて失敗もないので安心です。貴重なポルト酒ですが、惜しみなく使う…!
鶏肉と同じく市場で買った、台湾産の豚のほほ肉。すごくおいしくて感激したので、また同じお店に買いにいこうと思います(東門市場のお肉屋さんにて購入しました)♪
スープと煮込みには、ローヌのロゼ。台湾に来てからいちばん飲んでいるワインは多分これかなー?Valentin Valles の Lundi Roséです。
飲むたびに「はあ、おいしい…!」とうっとりする、大好きな味です。
実はほかにも2本ワインを開けたのですが、どちらも思っていたイメージと少し違ったため、別の機会に飲むことにしました。
いつもメニューはひとりで決めているのですが、今回はぎりぎりまでなんの料理をつくるかまったく知らせず、また分からないように気をつけていました(サプライズもたまにはいいかな、と思って)。
夫に喜んでもらえて、2日分の献立をあれこれ迷いながらつくった甲斐がありました♡
クリスマスが終わり、2021年もあと数日。おせちの準備が迫っていると思うとなんとなく気忙しいけれど、あせらず楽しみながら新年をむかえる支度をしようと思います。
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