【日本へ一時帰国01】神戸の大好きなお店、福星へ♪ナチュラルワインと紹興酒を味わう中華コース【神戸グルメ】
今年の4月、夫とふたりで久しぶり(2年数ヶ月ぶり?)に日本へ一時帰国しました。
2週間弱という短い期間での滞在、移動が多くてバタバタとしながらの忙しいスケジュール。それでも、家族や友人にも会えたし、行きたい場所や好きなお店、おいしいものなど満喫できて、充実した毎日をおくれました♡
せっかくなので、一時帰国のあれこれもブログに残しておこうと思います。
今回の一時帰国は、関西空港に到着してから神戸・金沢・新潟と移動をして東京に行き、帰りは(夫は出勤日があったので途中は別行動)成田空港から台北に戻るという日程でした。
コロナのこともあり地元の新潟でもホテル宿泊をしていたので、ずっと外食で疲れるかな?と思っていたのですが…意外と平気でした♪
日本に戻る日の朝早くに自宅を出発して、タクシーで桃園国際空港へ。
チェックイン時にカウンターで、PCRの陰性証明書、日本入国に必要なMySOSやCOCOA等アプリのインストールが完了しているか確認する手順があった以外はいつもどおり。
そのほか荷物検査、出国審査なども特に問題なくスムーズに終わりました。
時間が早いこともありますが空港にはあまり人がおらず、出国後の免税店エリアもガラガラ…。
免税店はふつうに営業していて、空いているのでお買い物し放題。私たちは特にほしいものがないので何も買わず。
私たちが歩いた範囲では、カフェやレストランはほとんど営業していなさそうでした。お昼はもう少し営業しているのかしら?
改装中のエリアも多くて、観光客のいない今のうちにメンテナンス&新しいお店のオープン準備をしているのだろうなという印象。
行きはチャイナエアラインを利用しましたが、お客さんは少なくて、とても快適に過ごすことができました。
お昼くらいに無事に関西空港に到着。
空港シャトルに乗って外を眺めながら「ああ、ほんとうに帰ってきたんだね」と夫とふたりで歓喜…!
そのまま入国審査ゾーンへ。
各チェックポイントで書類やアプリの確認をしてもらい、ドキドキの唾液検査をクリア。
事前にファストトラック登録を済ませていたこともあって、入国まではかなりスムーズでした。
台湾から日本への入国の際、ワクチンを3回接種していれば待機期間もゼロなので、いきなり自由になって少し戸惑いました…!
空港に到着して、まず私たちが向かったのはグルメストリート。
なつかしのたこやきに、期間限定プレミアムモルツで乾杯。はあ、幸せすぎる♡
この日は神戸のホテルを予約していたので、空港発のシャトルバスに乗車することに。
バスに乗る人もほとんどおらず、コロナの影響をひしひしと感じます。
爆睡する夫を横目に、私は久しぶりの日本の風景をぼんやりと眺めていました。
台湾に来る前には大阪に3年ほど住んでいて、神戸にもよく遊びに行っていた私たち。
いつでもまた来れると思っていた関西ですが、コロナの影響はやはり大きかったなあ。
さて、関西空港から約1時間で神戸に到着。
ホテルにチェックインして荷物を置き、まずはお買い物♡
夫の新しいスーツケースを買いに行ったり、セレクトショップで洋服や小物を買ったりしていたらあっという間に時間になってしまいました。
帰国後はじめての夜ごはんは、大好きな神戸の中華料理店、福星(フーシン)にて。
夫&お友だちと三人でのコースディナーを楽しみました♡
福星は、中華とナチュラルワインを愛する素敵な店主さんが営むお店。
大阪に引っ越してきてすぐにここをはじめて訪れて以来、料理、ワイン、そして店主さんの人柄に惚れ込んでしまい、定期的に通っています。
台湾から日本に来たにもかかわらず中華料理というのもあれですが…ここはやはり特別なのです♡
スマホに残っていた写真を頼りに、コース料理とワインを振り返ってみたいと思います。
撮り忘れもあるかもですが、だいたいの流れはいつもこんな感じです♪
久しぶりの再会を祝って、まずはシャンパーニュ Jean Vesselle Brut Oeil de Perdrixで乾杯。
もうひとりのお友だちも海外在住で別の国にスライドのタイミングでしたが、奇跡的にタイミングが合って、一緒にまた来れてよかった♡
コースは、泡にぴったりなおこぜのフリットからスタート。
衣はさくさくなのに身がふわっふわで、たまりませんな。
二皿目はつぶ貝とクレソンのサラダ。大好物な組み合わせ!
つぶ貝に合わせたのはドイツのミネラリーな白、Wilder Satz Pur Brand Bros。
福星の定番メニュー、くらげの黒酢マリネ。
くらげ&キクラゲと黒酢だれのコンビネーション、ナチュラルワインに合うのですよね。
ワインはChristian Binner Riesling Le Salon des Bains。ほんのりビターで心地よい飲みくち。
ピータンの梅ジャム添えにはロゼワイン。
季節によって異なるソースが添えられるピータンは絶品。
おうちごはんのときに、たまに真似させてもらっています♡
イタリア・アブルッツォ州のVini Rabasco Damigiana Rosato Colline Pescaresi。
豚肉のチャーシューには、中華風ザワークラウトと金柑の皮を煮詰めたものを添えて。
Philippe Pacalet Beaujolais Vin de Primeur に合わせていただきます。言わずもがなの相性♡
ここで、見たことのない紹興酒が登場。
「夏之酒」という名前のこのお酒は、上質な原料にこだわって伝統的な製法でつくられたノンブレンドの紹興酒なのだとか。
いわばナチュラルな造りの黄酒なのですが、たしかにとってもやさしくて滋味深いですな。
私たちは上海時代にもいろいろな紹興酒(ほか黄酒もふくむ)を飲んでいたし、大阪で週末バーをしていたときにも珍しいものを扱ったりして、それなりに経験を積んできたつもり。
それでもこの「夏之酒」ははじめてのおいしさで、またどこかで出合えたらぜひ購入したいなと思いました。
鯛のスープ(腌篤鮮、イトシまたはイドシと呼ばれる中国・江南地方のスープをアレンジしたもの)。
タケノコや中国式湯葉、せりが入っていて旨みがすごい…!
スープとともに、フランス・アルザスのVincent Gross NEUWEG を。
おいしすぎる春巻き。
台湾のレストランでもなかなか食べることができない、この繊細な仕上がり♡
ロワールのPierre-Olivier Bonhomme Sauvignon でさっぱりとリフレッシュして。
次はイカとスナップえんどうの炒めもの。
燻製した鹹蛋(塩漬けしたアヒルの卵の黄身)のすりおろしがトッピングされていて、これまたよく合います。
福星風エビチリ。ソースにトマトの酸味がきいていて美味。
Domaine Ozil Bourret 。ここでスパイシー&ジューシーなグルナッシュをもってくるのはさすが。
シメは明石のタコでつくるリゾット♡
毎回のシメもとても楽しみにしているのですが、このリゾットはよい意味で予想外!
あんかけチャーハンみたいな感じでもちろんすごーくおいしくて、永遠につまんでいられそうでした。
上海で飲んでからお気に入りになった、女児紅という紹興酒。これをストレートで。
ここまでもさんざん飲んだのに…シメの後には、店主の平井さんが開けてくださったジュラワインでまたもや乾杯。
Valentin Morel Les Pieds Sur Terre Savagnin En Bois d’Arnaux。
個性があるので好き嫌いは分かれるかもしれませんが、個人的にはとても好き。
ジュラワインってどれもほんとうにおいしいし、中華にもエスニックにも合うのだよね…!
みんなでボトルを空ける頃には深夜になっていて、滞在時間は5時間くらい?すっかり長居してしまいました(ありがとうございました♡)。
いつもながらおいしいお料理とすばらしいワイン、貴重な紹興酒などを味わえて、感無量でした。
何より、なつかしメンバーでの再会がほんとうにうれしい!
料理やワインや中国・台湾の文化、海外生活、これからのこと…。
たくさんおしゃべりをしつつ幸せな時間を過ごすことができて、日本に帰ってこれてよかったなあと改めて思いました♡
夫は翌日から仕事、私とお友だちは午前中に神戸を出発して旅をする予定だったので、おとなしく(?)ホテルに帰って就寝しました。
つづく!