2024-07-02

読書記録01 /『わたしの台南―「ほんとうの台湾」に出会う旅―』 一青妙

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台北から台南へ引っ越してきてから数ヶ月がたち、実家に帰省しているときに父の本棚からみつけたのが『わたしの台南―「ほんとうの台湾」に出会う旅―』。

台湾について書かれた何冊かの本や雑誌といっしょに持ち帰ってきたものの、なかなか読む機会をみつけられずにいました。

読書記録 『わたしの台南―「ほんとうの台湾」に出会う旅―』 一青妙

先日、夫が先に読み終えて「すごくおもしろいよ」と教えてくれたので、しばらくの間、寝る前のおともにして一章ずつ大切に熟読。

さまざまな感情が生まれるなかで、今の気持ちを記録に残しておきたいなと思い、今こうして文章を綴っています。

台湾人と日本人の両親を持ち、幼少期は台湾、それ以降は日本で暮らしてきたという筆者の一青妙さん(以下、筆者とします)。

2014年に初版が出ていることから、約10年前の台南が描かれているのだと思われます。

「謝辞」には本の執筆のために「台南と東京をくりかえし往復しました」とあり、台南で多くの人々に出会い、新しい経験を重ねるうちに、一青さん自身が台南をどんどん好きになっていくその心情が伝わってきました。

早朝からおこなわれる「孔子廟」での生誕祭、毎年3カ月だけ営業するてづくりのカラスミ屋さん、日本統治時代に最後の台南市長をつとめた日本人が「赤崁樓」を修復したこと、台南のクレイジーなお祭り「鹽水蜂炮」が想像以上に危険で、全身アザだらけになったりもするということ…。

わたしがまだ知らない台南を一つひとつ紐といていくなかで、ときに「ああ、分かるなあ」と強くうなづいたり「へえ、そうだったんだ」とおどろいたり。

作中に出てくるエピソードとわたしの今までの体験はもちろん違うものだけれど、台南の魅力や人々のあたたかさ、今も昔も変わらない景色など、「あるある!」と共感できる箇所がほんとうにたくさんありました。

台南を誰かに紹介するときに、わたしは「日本でいう京都のようなところだよ」と伝えることがあります。

本書の冒頭でもそのことについてふれられており、人によってそのイメージや受け止め方は異なるものですが、古くから都として栄え、重要な史跡が点在していて、伝統文化が今もなお残る場所という共通点は少なくとも理解してもらえるのではないでしょうか。

また、「自分は台南人である」という誇りを持って生きている方も多いです。

人とのつながりを大切にしながらのんびりと生活を楽しむという台南的なライフスタイルは、今のわたしにはとても好ましく思えます。

筆者の目線をとおして描かれたエッセイは、台南の歴史や文化を学ぶうえでも役立つはず。

そのほか台南各地の美食(名物グルメからフルーツ)やユニークな観光スポット、素敵な民宿も数多く紹介されており、上質なガイドブックとしても参考になると思います。

わたし自身もまだ行ったことがないお店や場所が山ほどあるので、手元に置いてたまにチェックしてみるつもりです。

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